前回お伝えしましたように、
これから先、工事の専門用語が出てくると予想されていますので、
このあたりで道路の構造をお勉強することにしました(^_^)/
それではまず始めに、道路の構造断面図をご覧ください。
![~道路を造ろう~【森戸新田工区の場合】番外編、道路の構造](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=279x10000:format=gif/path/sc2b17240236b6c8a/image/i359f5f9e93e628f4/version/1468904504/%E9%81%93%E8%B7%AF%E3%82%92%E9%80%A0%E3%82%8D%E3%81%86-%E6%A3%AE%E6%88%B8%E6%96%B0%E7%94%B0%E5%B7%A5%E5%8C%BA%E3%81%AE%E5%A0%B4%E5%90%88-%E7%95%AA%E5%A4%96%E7%B7%A8-%E9%81%93%E8%B7%AF%E3%81%AE%E6%A7%8B%E9%80%A0.gif)
う~ん、意外と何層にもなっているんですね。
◎表層(ひょうそう)=アスファルト、コンクリート
◎基層(きそう)=アスファルト
◎上層路盤(じょうそうろばん)=砕石(さいせき)、砕石にセメントや石灰を混ぜたもの
◎下層路盤=荒い砕石
(※材質は代表的なものです)
ここまでが舗装(ほそう)と呼ばれます。
その下が、
◎路床(ろしょう)
◎路体(ろたい)
ですね。
道路はたくさんの重い車が通るので、その重さに耐えなければいけません。
そのため、一層だけでその重さに耐えようと思えば、
その強度を維持するために大変な努力が必要になるんだとか(>_<)
つまり、費用対効果がかなり悪い(T_T)
そこで考えられたのが、
違う材質のものを何層にも重ねて、
それぞれに掛かる荷重を分散させようとするものでした。
いつも通り、その発祥は分かりませんでしたが、
ネット上で、
1900年代に「マサチューセッツの公式」として、
「荷重分散の仮定と力のつり合い」なるものを発見しました。
まさしく、「荷重分散」(^_^)v
です。
アメリカの大学(多分?)で明治時代の後半には考えられていたんですね。
ちなみに、アスファルトの材質自体は、
エジプトのミイラにも使われていたらしいですよ(゜o゜)
なお、それぞれの解説などは、
実際の工事で見て行きたいと思います。
おはまーでした。