セメントについて、少し・・・
前回セメントについての解説をしたときに、
一つ飛ばしていたことがありましたので少しだけ。
セメントに水を混ぜた状態のことを
「ペースト」と呼ぶんだそうです。
そりゃそうですよね。
セメントは水に反応して固まるわけですから、
「セメント+水」だけ
の状態が存在しない方がおかしいですよね。
では、なぜ骨材(覚えていますか?この場合は、砂や砂利のことでしたよね(^_^))
をいれるのでしょうか(?_?)
「コンクリート新聞社」からの情報です。
※いわゆる「専門紙」「専門新聞」と言って、
その業界の人以外にはどうってことのない情報なんだけど、
その業界の人にとっては喉から手が出るぐらいに欲しい情報を発信する所。
①発熱
セメントが固まる化学反応を「水和反応」と言うそうです。
そして、その反応は「発熱反応」の一種。
ただ、この場合は急激に温度が上昇するようなことはありません。
それじゃ、これは問題無し(^_^)/
と思ったら大きな間違いで、
工事の性質上、大量に使用することもあるため、
時には100℃以上の高温になることもあるんだとか(*_*)
そのため、外部との温度差で、
ひび割れてしまい品質の低下などの不具合が出てしまいます。
そこで、反応しない骨材を入れて全体の発熱量を少なくしてるんです(゜o゜)
②収縮
セメントペーストは、化学反応により固まった後、
蒸発などで水分がなくなることにより、ほんの少しだけ縮むんだそうです。
これを「乾燥収縮」と言います。(そのまんまですが・・・^_^;)
また、
これはよーく見て下さいよ、
「(セメント粒子+水)の容積」よりも
「固まった後のセメントペーストの容積」の方が
少しだけ小さい。
固まる過程で縮まる「自己収縮」もあるとのこと。(これも、そのまんま・・・^_^;)
そこで、骨材を入れて全体の縮みを少なくしているんです(゜o゜)
③コスト
セメントペーストはとても高い(>_<)
以上、①②③により、
セメントペーストだけで使用することはほとんどありません。
んんんん、ほとんどですか(゜o゜)
そうです、セメントペーストは
薄く塗ったり、ちょっとした補修のときなんかには使うようですよ(^_^)/
う~ん、
今日はお勉強になりました(^_^)v
おはまーでした。