本日より、道路の造り方を順を追って見て行きたいと思います。
と、申しますの、昨日の不陸整正の回で
あまりにも多くの専門用語が出てきたので、
このままでは「分かりやすく土木工事をお伝えするサイト」では
無くなってしまうぅ~ぅ(>_<)
と危機感を覚えたからです(^_^)v
↑
(ピースしてる場合じゃないんですけど(^_^)v)
それでは、まずはじめに、
完成工事としていまだにUP出来ていないm(_ _)m
工事名:社会資本整備総合交付金(改築)工事(森戸新田工区その2)
工事場所:一般国道407号(鶴ヶ島日高バイパス)/日高市大字森戸新田地内
についてご説明いたします。
平成28年4月28日に完成検査を合格いたしましたこちらの工事は、
埼玉県飯能県土整備事務所から頂いたお仕事です。
埼玉県には国道407号線と言う基幹道路があり、
栃木県足利市
↓
群馬県太田市
↓
熊谷市
↓
一旦切れて
↓
熊谷市
↓
東松山市
↓
熊谷市
↓
東松山市
↓
一旦切れて
↓
東松山市
↓
坂戸市
↓
鶴ヶ島市→(よくよく見ると川越市にも市境でかかっています)
↓
日高市
↓
狭山市
と、通っています。
この中で、鶴ヶ島市から日高市につながるところが片側一車線になっていて、
※地図上で水色の部分です(^_^)
ここがラジオの交通情報にもよく出てくる渋滞個所となっています。
そこの車線を増やすことはどうやら難しいらしく、
別にバイパスを通してしまおう!
というのがこの工事で造っている道路なんです。
その日高市側のバイパスの入口すぐの所を
田村工業所が担当いたしました。
ふぅー、分かりましたか???
要は、国道のバイパスを造っています(^_^)v
さて、本題に移ります。
今回の工事に当たりまして、
「国道の工事」≠「一般の道路の工事」という式があります。
つまり、より頑丈に造らなければいけないよ!
ということで、
次回より、順を追って見てみたいと思います。
おはまーでした。
さて、始まりました
「チャレンジ・ザ・土木工事~道路を造ろう~【森戸新田工区の場合】」。
いよいよ、現場を見てまいります。
まず、工事を始める前に、しばらくの間現場を確認して行きましょう。
着工前の様子をご覧ください(^_^)/
いやぁ、ただ単純に土の上をアスファルトで舗装したら道路になる・・・
ってわけにはいかないようです。
でも、真ん中の写真の飛び出してるやつ、
ちょっと気になりますねぇ。
それでは、また明日(?)
おはまーでした。
昨日見つけました「なんか飛び出してるやつ」。
これ、奥の大きいやつをよ~く見ると、
土を盛ってありますよ(゜o゜)
前の黒いやつと同じ高さなのではないでしょうか?
もしかして、この高さまで道路面が来るってこと(?_?)
いずれにしても、ちょくちょく様子を見るしかないでしょう。
※いつの間にか消えていたりして・・・(>_<)
ちなみに、奥の大きいのはマンホール。
下水かな?
手前の黒いのが、仕切弁です。
※仕切弁とは、
道路に埋めたりしてある配水管(この場合は、上水道の本管だそうです)に使用されています。
※いったい何を仕切るのか?
※止水の間違いではないのか?
一般的に水道の配水管と言うのは、単純に一本を通しているのではなくて
水漏れや管の破損に備えて
「あみだくじ」のように何本も管を通しているそうです。
そして、そのどこを通すのかを選ぶために、仕切弁で仕切って選んでいるんだとか・・・
また、止水栓は各ご家庭に来る水を完全に止めることができるため、
止水という文字が使われているようですよ。
色んな人が、色んなところで、色んなことを考えて、色んなものが成り立っているんですね。
感謝、感謝です(^o^)
おはまーでした。
さあ、作業を始める前にいろいろと測っとかなくっちゃ!
ということで、事前測量です。
色んなものを測んなくちゃって・・・・あれ?
地道で原始的な(大変失礼しましたm(_ _)m)測り方です。
測量と言ったら、ほら、あれ、分かるでしょ!
なんか筒みたいなのを覗いて、
遠くの方に目盛の付いた棒を持った人が立ってるやつ!
ね、あれですよ。
あっ、こっちもメジャーです。
あっ、なんかありますけど、あれ知ってますよ(^_^)v
子どもと散歩に行ったら、畑と道路の間にずっと並んでて
子供がその上を乗りながら歩いていくやつです。
って、子供のためにあるんじゃなくて、
何かの基準となるために設置されているんですよね。
色んな種類があるような気がします。
あっ、これですよ、これ(^_^)
これぞまさしく測量って感じのやつですね!
レベルとかトランシットとか、名前だけ知ってます。
でも、測量についてはごめんなさい。
測量やさんで詳しく知って頂きたいと思います。
と流そうとしていますが、
本当はとても重要な業務で、
測量の良し悪しでその後の作業の成否が決まる!
と言っても過言ではない大切なものだと聞いています。
おはまーでした。
いきなり余談です。
今日は「夏至」です。
「春分の日」や「秋分の日」は祝日なのに、
「夏至」はどうしてお休みにならないんだろう?と思いませんか。
色んな説がありますが、
はっきり計測出来るものがなければ分かりにくいので、
世界的に見ても昔からあまり重要視はされなかったのでは無いかと言うことです。
測る!
測れるものがあることは、素晴らしいことなんです(^_^)v
本題に移ります。
測量の続きですが、
基準点って確かクイズ番組とかで聞いたことがあるような(^_^)
H=ってありますから、高さですよね。
書いてあったものが消えた(゜o゜)
ってことは、打ち込んであるものの違いによるのか???
~以下、国土地理院のサイトより抜粋です~
基準点とは、地球上の位置や海面からの高さが正確に測定された電子基準点、三角点、水準点等から構成され、地図作成や各種測量の基準となるものです。
これらの基準点は、すべての測量の基礎として、公共測量、地籍測量、地殻変動観測等に使用されます。
また、都市計画、都市基盤整備、電力・ガスの事業計画や管理、観光開発、交通網の整備、環境管理、福祉計画等に必要な地図作成に基準点が使用されます。
※※基準点の破損を見つけたら※※
基準点(電子基準点・三角点・水準点等)は、すべての測量の基礎となり、国土を守るためになくてはならない大切なものです。
基準点は、明治から大正時代にかけて設置されたものが多く、過去約100年間の地図作成や開発事業等に大きな貢献をしてきただけでなく、文化遺産とも言える貴重なものでもあります。
これらを破損や消失から守るため、ぜひ皆様のご協力をお願いします。
もし、破損している基準点等を発見したときは、国土地理院までお知らせください。
基準点を撮影した写真がありましたら、メールにて送信いただければ幸いです。
よろしくお願いします。
~ここまで~
う~ん、これに関しては私の出る幕はなさそうです。
ちなみに、この基準点は国土交通省によると
「四等三角点は、都市部では約1平方キロメートルに1点、山村部では約4平方キロメートルに1点が設置されています。これまでに累計で65,000点以上の四等三角点が設置されています。」
とのこと。
この四等三角点はあまりないかも知れませんが、
下を向いて歩いていると、
◎上の写真のような「道路に打ち込まれた丸いやつ」とか、
◎昨日も出てきたまた違う「コンクリートの四角いやつ」とか、
色んなものが道路にはあるんです。
知らないことばっかりですね。
おはまーでした。
おぉぉっっとぉ・・・・なんか小さい字が多くなりましたが、
※また、余談です。
「っ」「ぉ」って「小書き」文字って言うんだそうです!
「っ」は「促音」として「せっけん」なんかで使われたりする・・・んですけど、
日本語って面白いし、難しいですね(*_*)
元に戻ります。
訳の分からないものが出てきました。
「仮BM」
妥当なところでは「ブックマーク」=「しおり」「ネット上のお気に入り」ですが、
そんなわけはないでしょう(>_<)
他には、「ビーエム」=「ドイツ車」には一文字足りません(>_<)
う~ん、土木工事ですよね。
で、仮がつくんですよね。
一度、写真を見てみましょう!
「基準点」って書いてあります。
「H=・・・」って書いてあるから、ここの高さですよね。
・・・・・・分かりません。
答え=「仮ベンチマーク」なんですって。
略して「かりべん」!!!
やはり、Hは高さです。
ベンチマークとは、もともと「水準点」を意味する言葉なんだとか。
※水準点とは、その土地の高さ=標高を示したもの。
では、その標高は何を基準に決められているのかと言いますと、
東京湾の平均海面を基準=「標高0m」として決めらているそうです。
そして、工事の時に高さ(標高)を測る時にももちろん
この水準点を基準に測るわけなんですけど、
測量するたびにこの水準点まで行って利用するのは大変なので、
一時的に仮の水準点を設置すること
=仮ベンチマーク、略して「かりべん」なんだそうです。
ちなみに、仮BMを設置するのは、簡単には沈下等しないと思われる場所
「構造物の基礎の端っこ」や「道路にある縁石」に設置することが多いんだって。
測量に関することはやっぱ難しいです。
でも、それだけ厳密に行うものなんですよね(^_^)/
おはまーでした。
ふぅ~
やっと思い悩んだ日々から解放されるような・・・気がします。
と、申しますのも、
昨日までの測量関係について、
「土木工事としてはどう表現するのが良いのか?」と
かなり長時間にわたり試行錯誤していたからなんです(*_*)
(その割には大した内容ではありませんでしたが・・・m(_ _)m)
これからは見た目である程度理解していただけるものが続くことを祈りまして
仕切り直し、させていただきます。
(ちょっと仕切りを覚えたからって、なにを仕切ってんだか・・・(+_+))
伐採=草や木を切り取るんですね。
抜根=根っこを抜くということですか。
これは実に分かりやすい(^_^)v
おや・・・
こっちでやってることは、言葉とは少し(かなり)違います(゜o゜)
予想に反して、また測ってます(>_<)
実際にどれだけのものが生えていて、
伐採抜根後にどれだけの排出量があるのか?
そのために測っているんでしょう!
いやぁ~なんともやりがいのある仕事ですね。
大変勝手なことを言わせていただきますと、
「土木工事」っていう言葉を改める時代が来ているのかも知れません。
う~ん、なんだろう????
「精密土木工事」・・・・・ダメだこりゃ(>_<)
ちゃんちゃん!
おはまーでした。
やっぱり、つなげます!
でも、現段階では確認だけのようです。
そりゃあ確認だけですよね。
隣の工区はまだ舗装もできていない状態です。
測量と同じで、確認、確認、確認が続いています。
まだ脱出できていなかったようです(>_<)
でも実際のところ、ここで接続するとは言い切れません。
少なくとも現段階の私には・・・
う~ん、これもまた様子を見るしかありません。
※※今現在の様子うかがい※※
一、水道埋設物の黒いやつ
二、接続するであろうお隣りとの境
以上です。
おはまーでした。
地面を掘って、土を採取しています。
ここのところず~っと測りまくっているので、
単純にこの土を調べるのかなぁ~と思っていたら、
この後、測定したりするのが出てこないんです(+_+)
そこで、多分ですけど、
今造ろうとしているのは
あまりにも交通量&大型車の多い国道なので
このまま土の上を舗装するだけでは「よろしくない」んですよ。
きっと(^_^)/
そこで、この土に何かをどうにかしたら
どれぐらいの強度が出るのかを確かめるために、
このサンプル=「試体」が必要なんだと思うんです。
でも、「供」の字が分からない・・・(*_*)
ので、調べてみました(^_^)v
【大辞林より】
供試体(きょうしたい)=
強度・耐性など各種の性能試験のために,規格に基づいて作成された試料。
その通り!
それは想像通りなんです(^_^)v
【英訳】
供試体=test-piece=テストピース
あっ、試験に供する(=役立てる、提供する)体だ。
良かった。多分正解だと思います。
ところで、この土は、次はいつ出てくるのでしょうか?
また様子をみたいと思います。
おはまーでした。
この看板を見ると「工事が始まるんだなぁ~」と、
なぜかホッとするような気がするのは私だけでしょうか・・・。
色んな看板があります。
この回を書くまで、工事看板にこんなにたくさん(↓のリンク先でご確認ください)
の基準があるとは知りませんでした。
あって当たり前なんでしょうけど、考えたことがありませんでした。
ちなみにこの工事は現道上(=供用中の道路=今現在実際に使っている道路)
ではありませんので、
歩行者や通行車両の規制がないため、
そんなにたくさんの看板は使用していないと思います。
こちらが、
「道路工事保安施設設置基準」(←リンクしています。)
「国土交通省」のサイトです。
これはここには書き切れませんので、
気になる方は、上記国土交通省サイトでご確認ください(^_^)/
おはまーでした。