アンカーがしっかりとくっついたので、
桝を造っていきます。
RC(鉄筋コンクリート)構造ですので、
1、鉄筋を組む(配筋)
2、型枠を組み
3、コンクリートを流し込む
の流れになります。
黒い物体が見えましたが、
こちらが「耐震可とう継手」でございます。
(十七)でバイパス管を布設した後に、
ここに、さらにHP管を1本、追加していました(゜o゜)
そして、斜めの配筋に関しては、
こちらの図面通りとなります。
今日は、「こんなのが出来ました」との報告のみで
さらっと流しました。
おはまーでした。
角落し?
角落しって単純に考えると、
角を取ったもの、
すなわち、面取りをしたものの様に思えるのですが、
※角落し:
かくおとし。
両側の柱に縦溝を刻み、角材を積み重ねてはめ込み、堰(せき)としたもの。
角材を抜き差しして水位を調節する。
角落とし堰。
つまり、堰き止めるための物なんですね。
図面はこちら。
ちなみに、
※面取り:
めんとり。
取るとは「得る」ということで増やすという意味があります。
角を取って、ちょっとした面にすることですね。
面取りは、工業製品(鋼材、木工など)において、角部を削り角面や丸面などの形状に加工する工法である。
加工においては、ヤスリや面取り工具が使用される。
人が接触した時に発生する可能性のある怪我を防止したり、物との接触による破損を防止することを目的としている。
専門用語って本当に分からないですよね(>_<)
そして、図面の中に「将来削孔」の文字が・・・
やっぱり、穴をあけてつなげないと意味がないよなぁ~
確かに、この枠の内側に溝があって、
何かを通せるようになっていますね!
色々とすっきりした回でした。
おはまーでした。
接続桝が完成したので、
バイパス管関係の施工が完了いたしました。
こちらは完成検査の様子です。
接続桝の中には、
きちんと、角落しの溝がありましたよ(*^^)v
おまけに、はしごも付いていました(゜o゜)
おはまーでした。
追伸、
次回より、塩素混和池の耐震化に取り掛かります(^^♪
おっ楽しみに!
本日より、塩素混和池の耐震化に取り掛かります。
まずは、池の水を抜きます。
そして、堆積土を掃除して、
取り壊します。
って、壊しちゃいました(>_<)
次回へ続きます。
おはまーでした。
※CCb=セラミック・キャップ・バー
つまり、セラミックのキャップをつけた棒を使用する工法ということ(^^♪
※CCb工法:
古い耐震基準に従って設計されたコンクリート構造物の中には、現行の耐震基準で考慮すべきレベル2地震動に相当する地震力を受けた場合、部材のせん断耐力・じん性が不足するものがあることが指摘されています。
しかし、開水路やボックスカルバートなどの壁状の地下構造物では、内空側からしか補強工事を実施できず、また、構造物が塩害環境下などの劣悪な環境にある場合には補強後の耐久性についても確保する必要があるため、有効な補強方法が少なく、これまで耐震補強工事は進んでいませんでした。
そこで、ファインセラミック製の定着体をせん断補強鉄筋に取り付けた後施工セラミック定着型せん断補強鉄筋「セラミックキャップバー(CCb)」を開発しました。
「セラミックキャップバー(CCb)」は、耐食性に優れるセラミック定着体をコンクリート表面付近に配置できることから、定着部の耐久性を確保すると共に、優れたせん断補強効率を実現することができます。
「セラミックキャップバー(CCb)」は、地盤側に先端型定着体を、内空側に後端型定着体を取り付けたものを標準としますが、密な配筋の梁などで、後端型定着体の挿入が困難な場合には、両端とも先端型定着体とすることができます。
また、水門の門柱などで、両側からの施工が可能な場合には、両端とも後端型定着体とすることができます。
なんだそうです(^^;
詳しくは「CCb工法研究会」のホームページをご覧下さい(^^)/
ちなみに、これがセラミックキャップバーです。
バトントワリングのバトンみたいですが、
どうやって施工していくのか?
次回以降をお楽しみに(^^♪
おはまーでした。
材料検査、三回目です。
CCb工法で使用する材料を見てみましょう(゜o゜)
①ネジテッコン
※ネジテツコン(高張力ネジ節棒鋼)
JIS規格(G3112)に準拠した、表面のフシがネジ状の異形鉄筋です。
この鉄筋の特長は、カプラーやナットを使って、ネジの原理で手軽に接合ができることです。
また、他のネジ式とは違い全ネジ状のため、どこで切断しても接合が可能です。
また、ネジテツコンは、鋼種・サイズをカラーによって識別することにより、現場においての配筋ミスの防止や確認作業を容易にするネジ節鉄筋です。
カラーマークは、生産ライン上に組み込まれた設備で、自動的に塗布するようにシステム化しています。
②セラミックキャップ
※セラミックキャップ(ファインセラミックス製)
セラミック製品は、硬くて耐熱性、耐食性、電気絶縁性などに優れており、陶磁器や耐火物、ガラス、セメント、ファインセラミックスなどがその代表的なものです。
特にファインセラミックスは、以上の性質に加え、さらに、機械的、電気的、電子的、光学的、化学的、生化学的に優れた性質、高度な機能を持っています。
今日では半導体や自動車、情報通信、産業機械、医療などさまざまな分野で活躍しています。
陶磁器などのオールドセラミックスとファインセラミックスの違いは、主に原料とその製造法に起因します。
オールドセラミックスは陶石、長石、粘土など、天然の鉱物を用いて混合し、成形、焼成するといった方法でつくられます。
これに対しファインセラミックスは、高純度に精製した天然原料や、化学的プロセスにより合成した人工原料、天然には存在しない化合物などを使います。
これらの原料を調合することによって、目的とする性質を持つ物質を得ることができるのです。
また、調合された原料は、成形、焼成、研削など、精密に制御された複雑な工程を経て、高度な寸法精度、かつ高機能を備えた高付加価値製品となります。
③グラウト用無収縮セメント
※グラウト:
(英語:grout)とは、建設工事において空洞、空隙、隙間などを埋めるために注入する流動性の液体のこと。
グラウチング、薬液注入ともいう。
地盤改良から鉄骨・鉄筋の充填材、補修材料の他、用途は幅広い。
セメント(モルタル)系、ガラス系、合成樹脂などが用いられる
つまり、収縮しない流動性の高いセメントと言うことです。
④RISフルコート
※養生材(セメント系断面補修材のひび割れ抑制)
セメント系断面修復材やコンクリートの表面に塗布する水性タイプの養生剤です。
強靭な皮膜を形成することにより保水効果を高め、初期のひび割れの発生を防止し、さら に長期のひび割れ発生も防止します。
これらの材料を使って施工します。
おはまーでした。
せん断補強筋ですか?
※せん断:
物体をはさみ切るような作用をいう。
物体のある断面に平行に、互いに反対向きの一対の力を作用させると物体はその面に沿って滑り切られるような作用を受ける。
これがせん断作用で、このような作用を与える力をせん断力といい、このせん断力により物体の断面に生じる内力をせん断応力という。
う~ん、これはちょっと難しいですね(>_<)
せん断力を利用したのが、皆さんおなじみの「ハサミ」です。
簡単に図にすると
こんな感じなのですが、
実際にはこんな単純ではなく
もっと色んな方向に力が作用して・・・(T_T)
まぁ、気にしないで下さい(^^;
※せん断補強筋:
せん断力に抵抗する鉄筋です。
せん断補強筋を入れることで、せん断耐力を高めることが可能です。
前回ご紹介した「ネジテッコン」もせん断補強筋です。
さて、話しをせん断補強筋探査に戻しますと、
CCb工法の第一段階として、
今現在どのように配筋されているのかを確認(探査)し、
それに基づいてセラミックキャップバーの配置を決定します。
探査は以下のように行います。
こんな感じに映ります(゜o゜)
おはまーでした。
セラミックキャップバーの配置位置が決まったので、
埋める場所を掘削して行きます。
図面はこちら、
使用するのは、こちら、
もう一種類あります。
細く、深く掘削をしたあと、
上部の穴を広げるんですね。
穴をあけた後は、キレイに掃除をして、
仮詰めしておきます。
なんだか、歯医者さんみたいですね。
おはまーでした。
ネジテッコンとセラミックキャップを組み、
セラミックキャップバーを作ります。
一方で、なにやら水の温度を測っています。
グラウト用無収縮セメントの登場です。
ストップウォッチを使って、時間を計りながら混ぜます。
またまた温度を測り、
粘度が確認出来たら、施工開始!
養生材を吹き付け、
グラウトを注入して、
セラミックキャップバーを挿入します。
こんな感じに入れて行って、固まれば出来上がりです!
おはまーでした。
CCbは無事完成しましたが、
端は壊したままです。
ここは、増圧を行います。
図面はこちら↓
内側の壁は左右共に支えがないので、補強しようという訳です。
施工方法はバイパス管接続桝と同じです。
全て取り壊して、アンカー用の穴をあけます。
今回もケモファストを流し込み、
鉄筋を配筋して行きます。
続きます。
おはまーでした。